お知らせ

日本の田舎に魅せられて:フィリックス・コンラン、東吉野で築く新たな暮らし vol-2
ロンドン、ニューヨーク、シドニー、ロサンゼルスといった世界の都市で経験を積んだフィリックス。幼い頃から憧れていた日本、そして奈良県東吉野村へと拠点を移しました。山々と清流に囲まれ、ノスタルジックな町並みが残るこの村で、築150年の古民家を拠点に新たな暮らしをスタート。デザインスタジオ〈HA PARTNERS〉を立ち上げ、建築とプロダクトデザインを手掛けています。 都会の喧騒を離れ、自然のなかで過ごす日々。多忙な毎日の中でも、愛犬との散歩で心をリセットし、クリアな思考を取り戻す時間を大切にしています。 パートナーのエミリー・スミスも地域おこし協力隊として活動中。東吉野に自生する山菜やきのこの豊かさに魅了され、〈東吉野きのこ協会〉を立ち上げ、地域の自然の恵みをSNSで発信しています。 フィリックスとエミリーが取り組んでいるのは、古民家リノベーションだけにとどまりません。現在は〈Forest house〉と名付けた新たな住まいづくりにも挑戦中。吉野杉や吉野桧といった地元の素材を活かしながら、伝統と現代性を融合させた空間を目指しています。 地域の人々とのつながりも深まり、隣人の梅本さんからは畑仕事や郷土料理を教わるなど、温かな交流が続いています。 フィリックスたちが一歩一歩積み重ねる暮らしと活動が、東吉野に新しい風を吹き込み、この地の魅力を広く伝えています。クリエイティブの力で、古き良きものを未来へと受け継ぎながら。 最後に、素晴らしい記事を掲載してくださったコロカルさんと、素敵な写真を撮ってくださった Kazuki Nakamoriさんに感謝を申し上げます。 今後も、フィリックスたちの暮らしぶりからは目が離せません。 ▼記事はこちらからご覧いただけます。 次をつくる12人 | colocal.jp...

日本の田舎に魅せられて:フィリックス・コンラン、東吉野で築く新たな暮らし vol-1
ローカルメディア「colocal.jp」の月刊特集『次をつくる12人』にて、私たちHa Partnersのフィリックス・コンランが紹介されました。 祖父であるテレンス・コンラン卿の影響を受け、幼いころから日本への憧れを抱いていたフィリックス。そんな彼が、パートナーのエミリー・スミスと共に移住先に選んだのは、奈良県東吉野村。人口1500人ほどのこの小さな村は、吉野杉・吉野桧といったブランド材の産地としても知られ、美しい自然に囲まれた日本の原風景が残る地域です。 移住のきっかけは、2023年に日本を旅していた際、東吉野村を訪れたこと。自然に惹かれ、この地に暮らすことを即決しました。 現在フィリックスは、東吉野村のサテライトオフィス小川を拠点に、建築デザイン事業〈HA PARTNERS〉を立ち上げ、ものづくりと古民家再生に取り組んでいます。吉野桧の一枚板を用いたテーブルや、遊び心あふれるデザイン家具、ウォーキングマシンと一体化した作業スペースなど、地域資源を活かしたプロダクトが次々と生まれています。 「日本の古民家には、人間らしいスケール感と、村の風景と調和する美しさがある」と語るフィリックス。コンピュータ設計では再現できない、自然との一体感を重視し、古民家に新たな命を吹き込むことに情熱を注いでいます。 また、彼はこうも話します。「観光誘致と地域文化の保存、そしてコミュニティの持続。このバランスをどう取るかは非常に大きな課題です。急速な観光化は町の“ソウル”を失わせてしまう一方で、変化を拒みすぎれば停滞してしまう。これから数年かけて、地域と共に答えを探っていきたい。」 vol-2に続きます。 ▼記事はこちらからご覧いただけます。 次をつくる12人 | colocal.jp —...