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フィリックス・コンランが描く:奈良・東吉野村からの持続可能な未来
『Hint-Pot』にて、弊社の創業者であるフィリックスについてご紹介いただきました。
私たちは創業以来、「地域資源を未来へつなぐ」という想いを胸に活動を続けていますが、こうして外部の視点から私たちの取り組みを取り上げていただけたことは、大きな励みとなりました。
記事では、フィリックスが築100年以上の古民家を再生し、地域資源である吉野ヒノキや吉野スギを活用した新たな製品開発に取り組んでいる様子が紹介されています。移住当初の不便さを乗り越え、伝統と現代技術を融合させた住まいづくりは、まさに「持続可能な田舎暮らし」の理想像を体現していると感じます。
また、私たちは地域産材を活かした床材を開発し、地元の雇用創出や林業の持続的な活性化にも取り組んでいます。この取り組みは、フィリックスが言及する「田舎を単なる観光地とするのではなく、地域が自立して機能し続ける仕組みをつくる」という理念とも深く重なります。
さらに、記事内では、フィリックスが目指す「地域と観光が共生できるホテルづくり」についても触れられています。地元の職人による家具や地元食材を活かした食事など、地域文化を深く体感できる宿泊体験を目指すその姿勢に、私たち自身も改めて大きな共感を覚えました。
これからも私たちは、地域資源と向き合い、自然と調和しながら未来へつながる持続可能な仕組みを作っていきたいと考えています。
▼記事はこちらからご覧いただけます。 英デザイン界の名門・コンラン家の末裔が奈良の山村に移住 古民家を再生して描く“持続可能な未来”とは
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Takumi Matsuda
Ha Partners

東吉野村で見つけた、本当に大切なもの
フィリックスの活動を『NHK WORLD』に取材していただきました。 初めて東吉野を訪れた際、フィリックスが「ここは天国だ!」と心から感動し、「到着からわずか30分でここに住むと決めた」というエピソードは、とても新鮮でした。 都会では感じることが難しかった「本物の暮らし」に触れ、Googleマップや写真では決して伝わらないリアルな生活を目の当たりにしたとき、フィリックスは「田舎には、古き良き日本が今も息づいている」と実感したそうです。 彼の祖父であり、世界的なデザイナーであるテレンス・コンラン卿が大切にしていた「シンプルで、使いやすく、無駄のない美しさ」。この哲学が、まさにここ東吉野の暮らしに息づいていることに驚きと喜びを感じたと語っています。 また、フィリックスは「大きなことではなく、良いことを築く」ことを目指しており、急激な成長を追うのではなく、森や人、そしてこの土地に誠実であることを大切にしています。 地元の方々との交流を通じて、日々新しい言葉や文化に触れ、心からこの村に根ざしていきたいという強い想いを抱いています。彼は「できる限りこの場所に貢献したい。そして、こんなにも温かく迎え入れてくれたことに深く感謝している」と語りました。 最後に、素晴らしい記事を掲載してくださったNHKさんに感謝を申し上げます。 これからも、期待に応えられるよう、私たちは一歩一歩、丁寧にこの地での活動を積み重ねてまいります。 フィリックスのドキュメンタリーはこちらからご覧いただけます。Enraptured by Rural Japan — ...

未来へ繋ぐ伝統:古民家再生に込めた想い
英国の有力メディア『フィナンシャル・タイムズ』にて、フィリックスが手がけた古民家再生の取り組みを紹介していただきました。 記事では、奈良県東吉野村という、自然豊かな小さな村で、140年以上の歴史を持つ古民家を再生し、新たな住まいへと生まれ変わらせたプロジェクトについて取り上げられています。祖父テレンス・コンランの時代から続く「再生」の精神を受け継ぎながら、日本の伝統工法と地元の素材を大切にした家づくりについても深く掘り下げていただきました。 特に印象的だったのは、地域の方々との関わりや、100年以上前に使われた伝統的な木組み技術への言及。普段、私たちが当たり前のように取り組んでいることが、こうして外部の視点から「文化の継承」として評価されることに、大きな励ましを感じました。 また、東吉野村の自然や人々の暮らしの丁寧さにも触れていただき、私たち自身がこの地に惹かれた理由を改めて見つめ直すきっかけにもなりました。 最後に、素晴らしい記事を掲載してくださったフィナンシャル・タイムズ社と、素敵な写真を撮ってくださったHaruhi Okuyamaさんに感謝を申し上げます。 これからも、古き良きものを未来へと繋げる家づくりに、真摯に取り組んでまいります。 ▼記事はこちらからご覧いただけます。 Felix Conran’s Japanese forest home(FT) — ...

田舎移住は前進:デザインで社会を変えるフィリックス・コンランの挑戦
『日本経済新聞』にて、フィリックスの活動を取り上げていただきました。 記事では、奈良県東吉野村という、清流と山々に囲まれた自然豊かな土地に移住し、築約150年の古民家を再生しながら、建築や家具デザインに取り組む私たちの活動を丁寧に取り上げていただいています。 創業者テレンス・コンランが大切にしてきた「デザインを通じて暮らしや社会をより良くする」という思想を受け継ぎながら、日本の伝統工法と地元吉野材を活かした家づくり、そして地域との連携による新たな価値創出にチャレンジしています。 私が特に嬉しかったのは、「田舎への移住は後退ではなく前進である」とのフィリックスの言葉を紹介していただいたこと。私たちが大切にしてきた価値観や想いを、改めて社会に発信できたことに大きな意味を感じました。 最後に、素晴らしい記事を掲載してくださった日本経済新聞社に感謝を申し上げます。 これからも、いただいた期待に応えられるよう、古民家再生やプロダクト開発を通じて新たな価値を生み出していきます。 ▼記事はこちらからご覧いただけます デザイナー フィリックス・コンランさん 奈良・東吉野村に移住 古民家再生や木製品開発で起業(日本経済新聞) — Takumi Matsuda...

吉野杉とともに歩むデザイン
エル・デコ2024年12月号にて、私たちの拠点である奈良県東吉野村、そしてフィリックスの活動について取り上げていただきました。 「吉野杉を中心とした自然と共生するデザイン」という想いを胸に活動してきた私たちにとって、東吉野村の魅力や素材への取り組みを言葉にしていただけることは、改めて自分たちの歩みを見つめ直す貴重な機会となりました。 特に印象的だったのは、フィリックスが語っていた「環境と共生する暮らしの在り方を、伝統技術と現代デザインの融合で再構築したい」という言葉。吉野杉をはじめとした地場の素材を生かし、伝統的な家屋を大胆にリノベーションする彼の姿勢は、私たちが大切にしてきた価値観と深く響き合うものでした。 また、フィリックスが話していた、幼少期から続く「問いかけを通してものごとを深く考える習慣」や「自由な発想を大切にする姿勢」は、ものづくりに携わる者にとって非常に示唆に富むものであり、私たち自身の在り方を改めて考えさせられました。 最後に、素晴らしい記事を掲載してくださったエル・デコさんと、素敵な写真を撮ってくださったMITSUYUKI NAKAJIMAさんに感謝を申し上げます。 これからも、いただいた期待に応えられるよう、そして吉野の自然と文化を次世代につなげていけるよう、一歩一歩、取り組みを続けてまいります。 ▼記事はこちらからご覧いただけます。[エルデコ12月号 特集:フィリックス・コンランさん 奈良・東吉野村での挑戦] — Takumi...

日本の田舎に魅せられて:フィリックス・コンラン、東吉野で築く新たな暮らし vol-2
ロンドン、ニューヨーク、シドニー、ロサンゼルスといった世界の都市で経験を積んだフィリックス。幼い頃から憧れていた日本、そして奈良県東吉野村へと拠点を移しました。山々と清流に囲まれ、ノスタルジックな町並みが残るこの村で、築150年の古民家を拠点に新たな暮らしをスタート。デザインスタジオ〈HA PARTNERS〉を立ち上げ、建築とプロダクトデザインを手掛けています。 都会の喧騒を離れ、自然のなかで過ごす日々。多忙な毎日の中でも、愛犬との散歩で心をリセットし、クリアな思考を取り戻す時間を大切にしています。 パートナーのエミリー・スミスも地域おこし協力隊として活動中。東吉野に自生する山菜やきのこの豊かさに魅了され、〈東吉野きのこ協会〉を立ち上げ、地域の自然の恵みをSNSで発信しています。 フィリックスとエミリーが取り組んでいるのは、古民家リノベーションだけにとどまりません。現在は〈Forest house〉と名付けた新たな住まいづくりにも挑戦中。吉野杉や吉野桧といった地元の素材を活かしながら、伝統と現代性を融合させた空間を目指しています。 地域の人々とのつながりも深まり、隣人の梅本さんからは畑仕事や郷土料理を教わるなど、温かな交流が続いています。 フィリックスたちが一歩一歩積み重ねる暮らしと活動が、東吉野に新しい風を吹き込み、この地の魅力を広く伝えています。クリエイティブの力で、古き良きものを未来へと受け継ぎながら。 最後に、素晴らしい記事を掲載してくださったコロカルさんと、素敵な写真を撮ってくださった Kazuki Nakamoriさんに感謝を申し上げます。 今後も、フィリックスたちの暮らしぶりからは目が離せません。 ▼記事はこちらからご覧いただけます。 次をつくる12人 |...

日本の田舎に魅せられて:フィリックス・コンラン、東吉野で築く新たな暮らし vol-1
ローカルメディア「colocal.jp」の月刊特集『次をつくる12人』にて、私たちHa Partnersのフィリックス・コンランが紹介されました。 祖父であるテレンス・コンラン卿の影響を受け、幼いころから日本への憧れを抱いていたフィリックス。そんな彼が、パートナーのエミリー・スミスと共に移住先に選んだのは、奈良県東吉野村。人口1500人ほどのこの小さな村は、吉野杉・吉野桧といったブランド材の産地としても知られ、美しい自然に囲まれた日本の原風景が残る地域です。 移住のきっかけは、2023年に日本を旅していた際、東吉野村を訪れたこと。自然に惹かれ、この地に暮らすことを即決しました。 現在フィリックスは、東吉野村のサテライトオフィス小川を拠点に、建築デザイン事業〈HA PARTNERS〉を立ち上げ、ものづくりと古民家再生に取り組んでいます。吉野桧の一枚板を用いたテーブルや、遊び心あふれるデザイン家具、ウォーキングマシンと一体化した作業スペースなど、地域資源を活かしたプロダクトが次々と生まれています。 「日本の古民家には、人間らしいスケール感と、村の風景と調和する美しさがある」と語るフィリックス。コンピュータ設計では再現できない、自然との一体感を重視し、古民家に新たな命を吹き込むことに情熱を注いでいます。 また、彼はこうも話します。「観光誘致と地域文化の保存、そしてコミュニティの持続。このバランスをどう取るかは非常に大きな課題です。急速な観光化は町の“ソウル”を失わせてしまう一方で、変化を拒みすぎれば停滞してしまう。これから数年かけて、地域と共に答えを探っていきたい。」 vol-2に続きます。 ▼記事はこちらからご覧いただけます。 次をつくる12人 | colocal.jp —...








