このたび、Minka Preservation Society主催のイベント「MinkaMeet@Miyama」に、パネリストとして参加させていただくことになりました!

テーマは、「Restoration, Renovation, Redesign: Preserving Minka in the 21st Century」
6月、自然豊かな京都・美山の地で、国内外の職人、保存活動家、建築家、デザイナーたちが集まり、日本の伝統的な農家建築「古民家」の未来について語り合います。

私にとって、古民家は単なる仕事の対象ではありません。
奈良県東吉野村に移住し、築100年の古民家を自らの手で改修してきた中で、「保存するだけではなく、今の時代に住みたくなる家にする」という挑戦を続けてきました。
古民家再生は、私にとって個人的なライフワークでもあります。

今回のパネルディスカッションは、6月7日、歴史ある「蛍庵」(Hotaruan)にて開催。
尊敬する瀧下義弘さん、西尾治郎さん、ニルス・ヴェッターリンドさんたちと共に、それぞれの修復経験を共有し、
さらに福井県の古民家「龍成館(りゅうせいかん)」を題材にしたライブケーススタディにも取り組みます。
この龍成館は西尾さんが保存に挑んでいる建物で、未来の活用方法や地域への新たな役割を、参加者みんなで自由に考えます。

こうした場での対話やアイデアの交換、そして何より、
古民家は過去の遺産ではなく、未来に引き継ぐべき存在だ
という共通の想いを分かち合えることが、今からとても楽しみです。

さらに、イベントでは茅葺き、左官、大工仕事など、日本の伝統建築を支えてきた匠たちによる実演も行われます。
古民家の美しさを支える職人技を間近で体感できる、貴重な機会です。

文化財保存や伝統工芸、古民家再生、地方創生、丁寧な暮らしに興味のある方、
あるいは「古民家ってどうやって建てられているんだろう?」と思ったことがある方にも、きっと楽しんでいただける内容だと思います。

興味のある方はぜひチェックしてみてください。
当日は現地で、またSNSでのレポートを通じて、皆さんとお会いできるのを楽しみにしています!

▼イベント詳細・チケットはこちらから

Felix Conran

Ha Partners